PhotoshopでNDフィルターを利用して長時間露光したような雲を簡単に作る方法
2017年12月01日 : ストックフォトブログ記事
Photoshopで、スローシャッターで撮影したような幻想的な雲を作る
撮影して現像する時に「スローシャッターで撮影した方が良かったなぁ」と思ったことはありませんか?または撮影の時に風が強くスローシャッターで撮影できなかったけど雲を流したいと思ったことなどあるのじゃないでしょうか?
そんな時に役に立つPhotoshopのレタッチ・テクニックで、NDフィルターを利用して長時間露光して撮影したような雲を作る方法をご紹介したいと思います。
とても簡単に利用できるPhotoshopのレタッチ・テクニックなので、是非覚えて利用してみて下さい。今までとは、少し違った風景写真を作ることが出来ると思います。
Photoshopのレタッチで長時間露光して撮影したような雲を簡単に作る方法
まずは空の選択範囲を作る必要がありますが、このPhotoshopのテクニックは、前回ご紹介した記事を参考に作ってみて下さい。
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選択範囲を作ることが出来たら画面上に選択範囲を表示させて下さい。※選択範囲が点線で表示されている状態にする
グループフォルダーを作り、そのグループフォルダーにマスクを設定します。「レイヤーマスクの追加」をクリックすると自動的に選択範囲のマスクが追加されます。
空の部分だけをコピーしたいので、先程利用した選択範囲を再選択させます。キーボードのCommand + Shift + dで、前回利用した選択範囲を再表示させることが出来ます。
空の部分をコピーするレイヤーを選択した状態で、キーボードのCommand + jを押すと選択範囲の部分だけがコピーされます。そのコピーされたレイヤーを先程作ったグループフォルダーの中に入れて下さい。
ツールバーにあるフィルターメニューから「ぼかしギャラリーの中にあるパスぼかし」を選択します。
パスぼかしを選択すると専用の設定画面が起動します。雲を流したい方向などをパスで設定して、右側にある速度を調整します。これでNDフィルター使ってスローシャッターで撮影したような雲を簡単に作ることが出来たと思います。
とても簡単に利用できるPhotoshopのテクニックなので、是非利用してみて下さい。パスぼかし部分などは、説明が難しく理解できな方は、動画で確認してみて下さい。
Photoshopで幻想的な雲を作る前と後


PhotoshopでNDフィルターを使い長時間露光して撮影したような雲を簡単に作る動画
まとめ
撮影現場で「スローシャッターで、雲を流して撮影したい」と思っても風が強くて諦めたことが度々あります。そんな時は、普通に撮影して、RAW現像の時にこのテクニックを利用し幻想的な雲にすることが出来ます。
選択範囲を作ることが出来れば簡単に雲を流すことが出来るので、前回ご紹介したPhotoshopで簡単に作ることが出来る選択範囲の方法を覚えて利用してみて下さい。
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