風景写真の空の色を簡単にレタッチする方法
2018年01月29日 : ストックフォトブログ記事
売れる風景写真は空の色が重要
RM作家の間でよく議論されることが、「売れる風景写真」についてです。なぜなら好条件の写真を撮影できる機会は、1年を通して考えても凄く少ないと思っています。
その少ない好条件で撮影した風景写真を少しでも「売れる風景写真にしたい」とみんなが考えています。その中でも一番重要な事が、空の色だと言われています。
購入される方の利用用途により変わりますが、ヌケの良い、発色の良い空がとても重要になります。そして、調整することが難しいのも事実です。
今回は、売れる風景写真の空の色を簡単にレタッチする方法をご紹介したいと思います。販売用だけでなく、作品作りにも重要なレタッチだと思ってぜひ覚えてみて下さい。
レイヤーをコピーする
まずは基本のレイヤーをコピーします( commond + j )。そしてコピーしたレイヤーを調整していきます。
Camera RAWを起動する
空の色を簡単にレタッチすることが出来る機能が「魔法のスライダー」です。「魔法のスライダー」とは、Camera RAWの中にある一つの機能です。コピーしたレイヤーを選択した状態で「commond + shift + a」で、Camera RAWを起動します。
そして調整タブの左から4番目(HSL)の中の彩度と輝度のブルーを調整して、売れ筋の青空を作ります。2つのスライダーで、苦すんでいた空の色を簡単に調整することが出来る「魔法のスライダー」です。
色相・彩度で調整する
最終の仕上げには、色相・彩度で微調整するとより自分好みの色に仕上げることが出来ます。また今回利用した雪景色の写真などは、空以外の部分の青も強調される場合があるため空だけの選択範囲を作ることをおすすめします。
空の選択範囲を簡単に作る方法は、下記の記事を参考にしてみて下さい。よく利用するテクニックのひとつになります。
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空の色を調整する前と後


風景写真の空の色を簡単にレタッチする動画
まとめ
売れる風景写真をレタッチするには、基本がありそれをどれだけ忠実に再現できるかが基本となります。そのためにも様々なレタッチテクニックを駆使して、仕上げることがとても重要だと思って下さい。
今回は、基本の空の色をレタッチする方法をご紹介しましたが、売れる風景写真に共通する事が「色の再現」です。空や桜、紅葉など色味が少し違うだけで、売れる風景写真と売れない風景写真に分かれてしまいます。彩度、コントラストの高い発色の良い色味が売れ筋の風景写真だと思って下さい。
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著者のプロフィール(Ace) Follow @lapho_jp
Phase One(中判デジタル)で、風景写真を撮影して販売しています。またPhotoshopのレタッチ・テクニックやストックフォトに関する情報も配信しています。
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