風景写真のRAW現像を確認する方法

2017年01月30日 : ストックフォトブログ記事

風景写真のRAW現像をワンランク上の写真にする方法

風景写真のRAW現像をワンランク上の写真にする方法

写真のRAW現像には、明確な答えがなく、また数字的な正解も存在しないため、悩む人が多くいると思います。私も良く審査制の写真投稿サイトに投稿した後に気がつくことがあります。今回は、1xにPublishedされた4枚の写真について、気がついたことを書きたいと思います。

良く落選した風景写真などの悪かった部分を議論していますが、私の考え方は少し違います。なぜかと言いますと落選した風景写真は、簡単に多くの悪い部分を見つけることが出来るからです。

自分の自信のない風景写真の悪い部分などを探すよりは、自分の自信作の風景写真の悪い部分を見つけることが重要です。「自信作だから悪い部分など無い」と思っている方は、それでも良いと思いますが、そのレベルからさらなる高みにステップアップすることは、出来ないかもしれませんね。自分の最高地点のレベルを上げることで、下のレベルは、自然と上がってきます。

写真のレベルの最高点を100点に例えると、誰でも40〜60点などのレベルの幅を持っています。※その得点は、人によって違いますが、得点の幅はあります。例えば写真コンテストに投稿しても「コンテストに合格したり、落選したり」するからです。自分が持っている最高得点で、いつも写真撮影やRAW現像できれば良いのですが、それはとても難しい事だと思います。

自信のない作品を議論することも大事なのかもしれませんが、自信作を議論することがもっと重要だと思います。40点のレベルを議論して、50点に上げても自分が持っているレベルの許容範囲内だからです。最高地点の60点を議論することで、70点にすることが出来れば、確実にステップアップしていきます。また最高地点のレベルが上がれば、下のレベルも自然と上がってきます。

前回の記事に少し書きましたが、風景写真のRAW現像の出来を確認する方法なのですが、サムネイルサイズで確認することで、モニターサイズで、見ていた風景写真の見えなかった部分が見えてきます。また少し時間を置いてから確認することも重要です。

長野県の竜返しの滝

長野県の竜返しの滝

この撮影場所は、全体的にとても暗い場所だったので、写真のRAW現像の時に明暗差を付けることがとても難しかったです。周りの岩なども特徴があったので、写真のRAW現像段階で、風景写真を見る人の視線をメインの被写体の滝に向けるために、周辺露光をかなりアンダーにしましたが、少し落としすぎています…(汗)。「過度の調整は、ダメです」ってよく言っているのに… 滝と周りの明暗差が付きすぎています。

「周りの露出をここまで、落とさなくても十分滝が目立つと思いませんか?」また右上の凸凹した岩のシャドー部分も同様に露出を落とし過ぎています。写真の構図的には、問題ないと思います。

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ニュージーランドのワナカ

ニュージーランドのワナカ

全体的にバランスも取れていて、悪くないのですが、背景の山の麓のシャドー部分の露出を落とし過ぎています。また空の右下と左上のハイライトが、紅葉の木の輝きを邪魔しています。空のハイライト部分を少し落とす必要がありました。

メインの紅葉の木の輝きより空のハイライト部分の輝きが勝っていますので、この写真を見た人は、メインの紅葉の木を見る時に周りがチラチラして、集中できません。最悪ですね…(泣)。

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石川県の見附島(横構図)

石川県の見附島(横構図)

構図もだめですね… 最終的にトリミングして投稿したのですが、空が狭すぎます。もう少し空が広ければバランスが良かったと思います。左の太陽がある部分の空の高さは問題ないのですが、右のメインの被写体の上の空がもう少し広ければ良かったです。このバランスは、とても難しい気がします。メインの被写体を少し圧迫した感じになっているので、「メインの被写体が苦しそうですね」。

写真のRAW現像については、左下の岩のハイライトが少し強いです。その上と横の岩のシャドー部分も露出を落とし過ぎています。中央からメインの被写体までの露出は、良いと思います。この風景写真を見た人の目線を自然とメインの被写体に向けることが出来る明暗差のグラデーションが付いているからです。

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石川県の見附島(縦構図)

石川県の見附島(縦構図)

この写真は、先ほどと違い空の部分が少し広いですね。もう少し下にトリミングすることで、バランスが良くなったと思います。※ほんの少しですが。またメインの被写体が少し小さいので、岩の道とのバランスが悪いです。撮影する時に「詳細部分まで、気を配る」必要があると実感させられます…(汗)。

写真のRAW現像については、やはり手前の岩のシャドー部分の露出が落とし過ぎています。またハイライト部部も落とし過ぎていますね。もう少し明るくても問題なかったと思います。そうすることで、手前からメインの被写体に向けて、流れるような視線の誘導がスムーズに出来るからです。

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まとめ

今の私のレベルで、分かる範囲で評価してみました。私は自分の風景写真を見る時には、悪い部分ばかり探しています。本当は、もっとあるのでしょうが、今の私のレベルで気がつく部分は、それだけですかねぇ。私は、写真のルールの三分割法や黄金比などより、バランスを一番重視しています。三分割法に当てはめてもバランスが悪ければ、私の風景写真を見る人に不安定な居心地の悪い感じを自然と与えてしまうから、最終的に感動できる風景写真にすることが出来ません。

風景写真のRAW現像の仕上がりを確認するには、サムネイルサイズで、写真を見ることがかなり重要だと思って下さい。本当に見えなかった部分が見えてきます。本当に綺麗な風景写真は、サムネイルサイズで見ても本当に綺麗です。サムネイルサイズで、確認することで、全体的なバランスが見やすくなります。また圧縮効果で、過度の調整した部分が明確になって来ます。


風景写真を劇的に変えるPhotoshopのレタッチ・テクニック

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著者のプロフィール(Ace)

Phase One(中判デジタル)で、風景写真を撮影して販売しています。またPhotoshopのレタッチ・テクニックやストックフォトに関する情報も配信しています。

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